最新の技術サービス

陸上ブロードバンド
地震探査サービス

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陸上ブロードバンド
地震探査サービス


当社では、これまでに、バイブレータ震源を広帯域で発震するための波形生成・発震制御技術開発、低周波受振器の導入と共に、FWI(Full Waveform Inversion)技術開発を進めてきました。2020年に最新型ブロードバンド・バイブレータ震源(米国INOVA社UNIVIB2)を4台導入し本格的な広帯域地震探査サービス(Broadband Seismic)を開始しました。広帯域地震探査サービスにより、地下極浅部から深部までの地下構造の可視化が可能になります。

【Broadband Vibratorの有効周波数帯域】
【Broadband Vibrator(データ取得風景)】

最新型ブロードバンド・バイブレータ震源
中型サイズでありながら極低周波数(5Hz以下)において有効発震エネルギーを確保すると共に、 今まで陸上地震探査ではあまり利用されてこなかった100Hz以上の高周波数帯域の発震を安定的に精度良く行うことが可能です。

【低周波成分の有効性】

低周波成分は、深部反射波の抽出と共に、FWI(Full Waveform Inversion)による速度推定やAI(Acoustic Impedance)インバージョンの高精度化に寄与します

【高周波成分の有効性】

100Hz以上の高周波数帯域における有効エネルギーは、浅層部の高分解能イメージングに寄与します

【Ground Coupling】

ベースプレートの構造は、極低周波数から非常に高い周波数までのブロードバンド振動を、効率的に地面に伝播するように設計されています。これにより、高品質な震源波形を出力することができます。

【バイブレーター震源の比較】

最新型のブロードバンドバイブレーターであるUV2は、従来型の大型バイブレータ(HEMI)及び中型バイブレータ(Envirovibe)と対比して、サイズ・重量・回転半径が中間的な仕様を持つ一方で、マスストロークが大きいと共に、幅広い周波数帯域での発震作業が可能です。