陸域地震探査システム
近年の反射法地震探査では、数千チャンネルを扱うことのできるデータ収録装置を用いて、大量のデータを取得することが一般的になっています。当社では、SERCEL社428XLなどの探鉱機を導入し、 多大チャネルのデータ収録装置を調査エリアに展開してデータ取得を行う体制を構築しています。データ収録装置は以下の機材で構成され、調査測線に沿って設置されます。
- ① 受振器(速度型ジオフォンやMEMS加速度計など)
- ② データ収録装置(受振器からのアナログ信号をAD変換し、準リアルタイムにデジタルデータを観測車に設置された探鉱機に送信する)
- ③ バッテリーユニット
- ④ 観測車(②から送信される多大チャンネルデータを一元管理し、表示や保存を行う。また①~③の装置のステータス監視やパラメーター等の制御を行う)
有線型システム (有線型システムの概念図 参照)
- ① アナログ受振器(速度型ジオフォンなど)
- ② データ収録装置(受振器からのアナログ信号をAD変換し装置内の記録メディアに保存する。データは後日回収、確認、編集される)
- ③ GPSユニット(GPS絶対時刻同期に利用する。一般に②の筐体に内蔵される)
- ④ バッテリーユニット
独立型システム (独立型システムの概念図 参照)
当社では、およそ5.000ch相当の探鉱機を保有し、調査エリアの状況に応じて有線型、独立型システムを用いて機材を展開し、二次元/三次元の陸上地震探査サービスを行っています。
技術仕様
- ・ SERCEL 428XL
- ・ SERCEL SG5
- ・ SERCEL UNITE
- ・ Geospace Seismic Recorder System(GSR)
- ・ Wireless Seismic RT2