株式会社 地球科学総合研究所

技術情報

(速報)2026年ベネズエラで発生した地震の地表変位量

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2026年ベネズエラで発生した地震(2026年6月24日22:04 UTC発生;M7.2、同日22:05 UTC発生;M7.5 )の前後に観測された、ヨーロッパの衛星Sentinel-1のCバンドSARデータを用いた差分干渉処理の結果です。

 

図1 差分インターフェログラム

(赤色の★は、USGSより取得した震央の位置を示します。赤線は、GEM(Global Earthquake Model財団)より取得した断層を示します。Sentinel-1のSARはCバンド(波長=5.6cm)のデータであり、1サイクルの位相変化は、衛星視線方向(LOS方向)における半波長=2.8cmの地表変位に相当します。位相の減少は距離が短くなる(=衛星に近づく)ことを意味します。)

 

 

図2 衛星視線方向の変位量

(赤色の★は、USGSより取得した震央の位置を示します。赤線はGEM(Global Earthquake Model財団)より取得した断層を示します。衛星に近づく方向を正の変位量として表しており、隆起または西方向の移動またはその両方の変位を意味しています。)

 

2回の地震をはさむ2026年6月23日および6月24日に北行軌道で取得された観測データについて処理を行いました。図1は差分インターフェログラムの位相表示、図2は位相変化量を変位量に変換したものです。

この地震は、南アメリカプレートと北アンデスプレートとのプレート境界に位置する断層を震源断層とする地震と考えられます。断層の北側では衛星から離れる方向の変位、南側では衛星に近づく変位が認められます。

なお、本処理結果は速報扱いであり、水蒸気遅延等は未補正の状態です。

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